そんな時は「育ててみたい、欲しいと思った時が一番いいですよ」とお答えします。
在庫切れの心配からというのもありますが、 通常の無加温栽培に比べても早く生育した状態の苗ですので、たとえ初心者の方でも最初の導入時がいつの季節であっても慌てることなく、栽培に取り組むことができるでしょう。
- 春であれば、弊園温室で既に油粕など肥料をしっかりと効かせていますので、夏までは水だけの管理でも十分に生長します。冬の間は温室での管理で育っているので、新芽の生育状態もよく、勢いのある苗が届くでしょう。
- 夏であれば、新芽は大きく生長し、秋に備えてほぼ完成に近いバルブを持つ苗が届くでしょう。肥培管理など難しいことは次の春から考えます。中にはそのまま、秋口に低温に当てることができる苗もあると思います。
- 秋であれば既に、茎が充実し、いつ低温処理しても良い状態の苗が届くでしょう。夏のような葉焼けや、病害虫の被害による失敗を避けてデンドロ栽培に取り組むことができます。
- 冬であれば、バルブの一部に花や花芽の付いた苗が届くかもしれません。苗として管理しているので本格的な花付きではありませんが、春までのわずかな月日を育てるだけで多少の花を楽しむことができるかもしれません。
以上のように、それぞれの季節におすすめの理由があるのです。
今の時期の苗には、特に初心者向けのセットに含まれる品種などの多くに、花芽を確認することができます。
もともとの花付きの良さと、温室栽培なので無加温栽培に比べて2、3ヶ月は生育のスピードが早いためです。
サノックの花芽が確認できます。 |
アカツキにも花芽が見られます |
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