2011/12/14

試験栽培中です

ギフト向けのデンドロビュームが咲き誇る開花温室の一角では、将来販売予定のデンドロビュームの試験栽培も行われており、通常と同様の栽培、開花が行なわれ、その栽培特性について調査がなされます。



通常販売の品種にまぎれて目新しい花が開花していました。
これらは実生初花ではなく、数年前にすでに選抜され親株から挿し木繁殖や少量のメリクロン増殖された品種ですが、まだ数は多くありません。



新しい優れたデンドロビュームができたとしても、すぐに大量増殖して、デンドロビューム栽培農家へいきなり種苗を販売するわけではありません。

日本のみならず、世界中のデンドロビューム栽培農家が作物としてデンドロビュームを栽培していく上で、栽培しやすいかどうか、開花させやすいかどうかなどの営利栽培としての生産性に関わることを十分に調査します。




ここで大事なのは、花型、花色などの趣味性が高いかどうかということよりも、いかに安定してデンドロビュームの鉢物製品を生産、出荷できるかということになります。



実際に、様々な鉢サイズに仕立てて、その品種に適切な鉢サイズを検証したり、花保ち試験を行ったりします。


花つきの様子から適切な開花時期を探ります。

上の写真のように茎の先端部に花が少ない場合は、山上げ栽培に向いていない品種とも言えます。12月に開花させるよりは年明け後に開花させるほうが花つきも良く、商品性が高くなると判断します。







交配してできた種から開花して、それらから一つの新品種を選抜するに至るまでは長い時間がかかりますが、一つの品種を世に出すためにはその後も長い年月と試行錯誤が続きます。

花屋さんの店頭に並ぶのは随分先のようです。

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