2012/05/26

名前って大切ですね

農林水産省から名称変更の命令が来ました。




品種登録の出願申請した品種の名前と類似したの名前が、既にに登録されているために変更しなさいという内容なのですが、種苗法による登録は作出された「品種」そのものを商業的に保護するための制度であり、RHSへの登録のような、植物学的な意味での新品種の登録制度とは全く異なるものなのです。

今回のように変更通知が来た場合には、新たな名前を付けなくてはならないのです。





作出した植物に特許権を付与する品種登録制度そのものは、育種開発した品種を第三者に勝手に増殖され、その権利を侵害されることを防ぐ大切な制度ではありますが、植物学的な品種名と異なる場合もあり、混乱し非常に紛らわしい場合もあります。
 


名称に関しては登録商標なども関係してくるため、一度引っかかるとなかなか新しい名前を思いつかず、やむを得ず受理してくれそうな無難な名前を考える場合もあり、非常に頭を悩ますことになります。


初花の開花時に選抜した時からずっと見守ってきた花であれば、思い入れも強く、「その名前使えません」と言われるとちょっと脱力感を感じてしまいます。

花からイメージを膨らませて名付けることもありますし、その名前から花をイメージしてもらえるような名前でありたいと思います。

改めて名前って大切だと考えさせられます。