2012/03/31

3月も今日で最後

3月も今日で最後になりました。
朝から強い雨が降り続いたかと思ったら、お昼前になると雨が止み、急に晴れ間が、そして猛烈な風に煽られてまさに春の嵐といった一日でした。


開花温室では市場向けの鉢物出荷シーズンも終りに近づき、温室内は遅咲きの系統の品種ばかりです。

黄色品種が多いのも特徴ですね。




普段は苗でしか見かけない遅咲きの品種が、鉢物として登場したりもします。
 
ハッピーフレンド‘ミスティーホワイト’



マッターホーン‘ロイヤルウェディング’


個人向けのギフトの鉢物の発送も今日、明日でほとんどの注文分が出荷完了となります。
大きな鉢サイズの商品は大半が行き先も決まり、朝から荷造り梱包作業が続きます。
 弊社が楽天で受注したもの以外にも業者様からのご依頼分も含めると、かなりの数が明日までに出荷されていきます。

年度末ということで、殆どが就任祝いや昇進祝い、栄転祝いのお花として 贈られます。

写真は午前中に撮影したもので、雨のせいで薄暗いですが、出荷作業場の様子です。



業者様によって販売規格、仕様も違うため、いろんなサイズ、いろんな品種が並んでいます。

まだ、こちらのブログやHPで紹介できていない最新品種もギフト専用品種として結構使用されていたりしますので、いずれ紹介しないといけませんね。


趣味家向けの苗も同じ場所で梱包されていますので、今日が一番混み合っています。
何故かバニラの木もあります。
こちらはギフトではありませんが、実はブログで紹介してからちょっとした人気商品です。


次第には温室には花が少なくなってきますが、可能な限り花の写真を載せていくつもりです。





2012/03/30

窓辺の温度

岡山市の日中の気温はぐんぐん上がり今年最高の20度になりました。
昨日よりも5度も高いのです。

10日前までは堅いつぼみだった事務所のワラベウタも徐々に開花してきました。



でもちょっと光線が強いようです。



窓辺の温度計も一時は28度近くまで上がりました。
閉めきった窓辺はこれからの時期は要注意の置き場所です。





しっかりと開花したら、温度変化の少ない場所で鑑賞すればよいのですが、何度かお伝えしているように、開花中の極端な高温、急激な環境の変化は蕾の黄変や花の矮小化、発色不良の原因になります。

少し光線が明るすぎるようですので、ブラインドの角度を少しだけ変えてやります。
するとたったそれだけで25度程度に落ち着きました。
光線の強さが気にならない程度であれば、少し窓を開けて換気をしてやるだけでも、効果的で有効な対処法のひとつだと思います。







既に花が終わってこれから新芽を伸ばそうと言う生育中の苗であれば、今の時期ならまだ高温障害の心配はありません。新芽も大きく動き出す時期です。これまで以上に水を要求してきます。やり過ぎは禁物ですが、冬の管理から徐々に切り替えつつ、通気に気をつけてしっかりと光線に当ててやりたいものです。

2012/03/29

ファンシーイエロー‘ファンシーイエロー’

Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'

(Den.Okayama Gold x Den.Santana)  J.Yamamoto 2007年  RHS登録
                       
ファンシーイエロー‘ファンシーイエロー’


Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'


 小輪系の最新黄色品種。咲き始めは薄いクリーム色から変化し、純黄を経て次第に濃厚なオレンジ色に変化。株立ちが良く育てやすい。

株立、花つきの良さはDen.Santanaの性質を受け継いでいますが、花型、花保ちがより改良されコンパクトに楽しめる黄色品種です。

Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'



咲き始め(右側)と開花後10日(左側)ほど経った色の違いはまるで別の品種のようです。

Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'

咲き始めはクリーム色の花。ここから鮮やかなオレンジ色への変化は想像がつきません。

Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'


色に深みの出たファンシーイエロー‘ファンシーイエロー’。
リップの目は周囲に比べて更に明るく鮮やかなオレンジ色に変化。

Den.Fancy Yellow 'Fancy Yellow'


ファンシーイエロー‘ファンシーイエロー’ に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/1385984/  




2012/03/27

鮮やかな発色のためには

グリーンサプライズ‘ウインディー’の花が開花しました。
花弁のグリーンが鮮やかで見本写真以上に 美しいと感じました。



その逆で、ご自宅での栽培において本来の花色が出なかったり、花は咲いたが見本写真と違うと感じることがありませんか?

デンドロビュームの花色は開花時の栽培環境に大きく影響しています。

純粋に花色、花型だけを追求すれば、昼夜の温度差を保ちつつ、低温でゆっくり咲かせた方が花型の整った、色鮮やかな大きく良い花になるのです。

ところが一般家庭での栽培においては、早く花を楽しみたいという一心でつい開花期の部屋の温度を高く保ちすぎているようです。

今の時期なら、日中の温度が高すぎたり、光線が強すぎたり、お部屋の暖房で夜間も温度か高いままというご家庭も少なくないでしょう。
昼間の高温は花色に影響があるだけででなく、花の大きさにもおよびます。

下の写真のように同じ品種であっても、冴えない黄色の別の花のように見えてしまうかも知れません。


我々のように営利で鉢物を栽培する者にとっては、低温でじっくりと時間をかけて開花させるわけにはいきませんが、少なくとも昼夜の温度差の維持、日中の高温、強光線を避けることは常に気にかけて栽培をしています。


以下は昨年の投稿ですが、温度環境が花色に与える影響についてカントリーガール‘ワラベウタ’を実際に開花比較して記載しています。

開花時の環境に注意します
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/02/blog-post_15.html



2012/03/26

商品情報(2012/03/26)

山本デンドロビューム園鉢物shopからのお知らせです。


新商品、販売再開の商品をご紹介します。


デンドロビューム苗Den.Bridal Red 'Celebration'
ブライダルレッド‘セレブレーション’


価格2,500円 (税込 2,625 円) 送料別 
極厚弁、極大輪系の美しい濃紅紫系のデンドロビュームです。花型も良く、バルブの影さえ見えないほど密に咲き、大きく展開した分厚い花弁はとても花保ちが良い事も特徴です。






デンドロビューム苗Den.Victory Road 'Treasure'
ビクトリーロード‘トレジャー’
 
価格3,000円 (税込 3,150 円) 送料別 
ボリューム感溢れる濃鮮紅紫の極大輪花。花つきも抜群のデンドロビュームです。くっきりと大きく鮮やかなリップの黄色が美しい。







【研究用保存株】Den.Fancy Dress 'Fancy Bouqet'
ファンシードレス‘ファンシーブーケ’
 
価格2,500円 (税込 2,625 円) 送料別 
弁先にほんのりピンクが入りますが純白の花弁に純白のリップが美しい。





特別価格】植え替えや鉢増しが必要です。納得した上でご購入ください。Megaclinium maximum‘Arai’ の苗メガクリニューム マキシマム‘アライ’の苗
価格500円 (税込 525 円) 送料別 
通称 コブラオーキッド
花茎が平で毒蛇のコブラを連想させる。一列に小さな花が咲く。
子株がたくさん付いた苗。植え替えが必要ですが苗がたくさん採れて、とってもお得な鉢です。

花は咲いていません。






Vanillaバニラの苗  
価格1,500円 (税込 1,575 円) 送料別  
香料バニラの原料として、世界の熱帯地域で大量に栽培されています。ランの仲間です。黄緑色の美しい花を咲かせ、実をつけます。寒さには弱いので、冬は室内で管理してください。






お問い合わせはinfo@dendrobiumまで





2012/03/25

よく確かめて!

デンドロビュームの主な開花シーズンは冬から春までと短いのですが、その期間中にギフトの発送もさせていただいています。

毎日たくさんの商品発送を行なっていると、稀に出荷した荷物が帰ってくることがあります。


お届け先が旅行た出張にでも出かけてしまったのでしょうか?
不在票を入れても連絡が取れないとか、仮に連絡がついても戻ってくるのが1週間後であったりとか。
旅行中でしょうか?




こちらは普段のお付き合いはどうなさっていたのでしょう。
「いくら探しても、そんな人いませんよ!そんな住所、建物がありません!」
と運送屋さんから送り返されてくる荷物もあります。

いったいどこへ.....



弊社もお客様からの依頼を受けての発送ですから、お客様の指示により仕方なく発送を取りやめにすることになります。


戻ってきた商品を箱から取り出してみると、十分な梱包のおかけで、出ていった時のままの美しい姿ではありますが、




戻ってくるまでの輸送中の4日間密封状態で息苦しかったのでしょう、和紙はやや湿り気を帯びてはいましたが、花にシミもなくとても良い状態ではありますが、、、



残念ながら、商品は生花、鉢花です。
お届け先まで車で揺られ、往復してきた鉢花を再度、使い回しすることはできません。

喜んでもらえること無く役目を終える花がとても可哀想ですね。



お届け先の住所に間違いありませんか?
もう一度よく確かめて!






2012/03/24

バニラの受粉

バニラビーンズを得ようとすれば、花が咲いて来るのを見逃さず受粉を行う必要があります。

バニラの花の寿命はとても短いもので、開花直後に受粉させてやらなければ、その花は昼過ぎには枯れてしまいます。





写真は受粉直後のものです。リップが長く筒状で邪魔なのでリップを裂いて、ずい柱を露出させて、雌しべに花粉をつけてやます。




うまく授粉できた花は萎れても、そのまま枯れ落ちることなく、くっついています。
しかし、うまく授粉できなかったものは翌日には萎れて落ちるためすぐに結果がわかるのです。




さて、そのバニラの花ですがバニラの甘い香りがするのかとよく聞かれます
答えはNOです。
バニラの花からは良い香りと言うよりも青臭い匂いしかせず、甘いバニラビーンズのかけらも感じさせません。

そのかわり、 どこから出てくるのか、蕾の周囲に沢山の蜜が溢れます。






受粉作業の後には手指がベタベタになるほどです。
蜜がなぜこれほど分泌されるのかは不明ですが、試しに味見をしたらとっても甘いものでした。




この緑鮮やかな葉や茎の様子はとても魅力的ですね。
このバニラをご自宅で育ててみようと思った方はこちらで入手可能です。

バニラの苗 http://item.rakuten.co.jp/dendro/10000461/

十分に成熟した茎からの挿し木繁殖ですので、新たに展開する新芽もかなりしっかりした太さで、葉も大きいため早い生育が期待できます。
冬場の低温さえやり過ごせば観葉植物としてはもちろんですが、花を楽しむのも夢ではないかもしれません。

バニラを育ててみようという方はこちらの育て方もご覧下さい。

バニラを育ててみる その1

バニラを育ててみる その2




 

2012/03/22

植替えが待ちきれない人のために...

 3月も下旬になり、日中は随分暖かくなりました。

今日も栽培の問い合わせの電話が掛かってきます。
この時期は植替えの問い合わせが殆どです。
大抵は年配の方が弊社のパテントラベルに記載の電話番号を頼りに、お電話をくださるようです。
パテント品種の場合は実際は栽培契約を交わした全国のデンドロ生産農家の方が栽培、出荷されていますが、ラベルに書かれた弊社を栽培、出荷元と思われるようです。


その植替えですが、花が済んだら即植替えのイメージを持たれているのでしょうか。
早く植えないといけないと焦っているような内容のお電話をいただきますが、そんなに慌てなくとも平気です。

例えこのように鉢の外に根が溢れていても全く慌てる必要はありません。着生ランのデンドロビュームにとっては珍しいことではありません。



鉢の外に根が溢れていても全く慌てる必要はありません


新芽がこんなに大きく伸びていても構いません。





仮に植替えを急いだとしましょう。
植替え直後の株は直射光を避け、水や肥料を控え気味にして根を養生させる必要がありますが、これは根の伸長や新芽の生育に大きくブレーキをかけるようなものです。
健全でスムーズな生長を妨げることになります。

それならばむしろ、植え替え前までにしっかりと施肥を行い、新芽に十分な勢いをつけてから植替えに取り掛かっても良いのではないでしょうか。


このように蕾が付いていれば花を楽しんでからでも遅くはありません。開花中に即効性の高い液肥などを施しておくと良いでしょう。



そういうわけで、最低気温も10度以上を示すようなら、春の生育期の管理は、まずは肥料やりからスタートしましょう。

それまでの間にちょっと落ち着いて、以下のリンクからデンドロビュームの植え替えの基本を確認しておきましょう。植え替えは慌てて行わなくても構いません。
鉢や植えこみ材料などは、ゆっくりと準備すれば良いのです。


植え替えの時期

夜間の最低温度が12~13℃以上になってから、4月から6月にかけてが最適です。花が咲いている場合は花が終わってからにします。



準備するもの
植え替えが必要かどうかを見極めます。植え替え時に使用する植え込み材料は、ヤシガラ、水苔のどちらでも構いません。

 
水苔植え場合  
保水力のある水苔には通気性の良い素焼き鉢が最適です。一度水で湿らせ、軽くしぼってから使用します。


ヤシガラで植える場合
通気性の良い、乾きやすいヤシガラを使うときは鉢の方を乾きにくい素材の陶器鉢かプラスチック鉢にしてやると良いでしょう。
 



バークで植える場合
水苔植えやベラボン(ヤシガラ)植えに比べて、水はけが極端に良すぎるので、乾き過ぎへの注意が必要です。




では頑張ってみてください。


2012/03/21

ロイヤルピンク‘セレブレーション’

Den.Royal Pink 'Celebration'

(Den.Fancy Dress x Den.Bonanza)  J.Yamamoto 1997年  RHS登録
                       
ロイヤルピンク‘セレブレーション’

Den.Royal Pink 'Celebration'



弁先の鮮紫ピンクが鮮やかで美しい。リップ中心部のクリーム色がとても上品で美しい大輪整型花。花付きも非常によい。

バルブの完成後にやや高芽が出やすい傾向にあるため、栽培過程では窒素肥料を控え気味に。
そして、夏に他の品種よりも早めに肥料を打ち切ると良い。




Den.Royal Pink 'Celebration'




ロイヤルピンク‘セレブレーション’ に興味をお持ちの方はこちらをご覧ください。
http://item.rakuten.co.jp/dendro/402496/  








2012/03/20

ギフトの鉢物はまもなく最終販売になります


写真は先日、近所の小学校の卒業式用にご依頼を受けた10号特大鉢と6.5号の組み合わせです。

ブリリアントスマイル‘ロイヤル’10号鉢


 鉢底から1メートルを超えるブリリアントスマイル‘ロイヤル’10号鉢とそれに引けを取らぬ高さのデンドロビューム6.5号の2鉢が加わると随分と迫力があります。




卒業式という6年生の門出を祝う晴れ舞台に、弊社デンドロビュームを使っていただき大変感謝申しあげます。



11月の下旬からスタートして約4ヶ月近く続いたデンドロビュームの鉢物の開花は次第に品種、サイズ、数量ともに減ってきています。

中鉢以下のサイズはまだまだ市場向けに出荷の続くものもありますが、贈答用を目的とした6.5号以上の高級品種の販売は今月でひと区切りです。



この後も宜しくお願いします。





2012/03/18

コサージュ

卒業式シーズンです。

4月には入学式も控えていますね。お子様をお持ちで、そういった式典にご出席される機会のある方は、ご自宅のデンドロビュームが咲いていたらお手製のコサージュを作ってみてはいかがでしょう。






写真は卒業式を迎える子供を持つスタッフのためにパートさんが作ってくれた手作りのコサージュです。
デンドロビュームは水もちも良く、しっかりしているのでコサージュの材料にもピッタリです。


ランのコサージュって一般的にはカトレアを連想しますが、色彩豊かなで華やかなデンドロビュームも決して引けを取りませんよ。

明日はこの心のこもったデンドロビュームのコサージュが会場で一番目立っていることでしょう。

2012/03/17

増え過ぎ!

コブラオーキッドとも呼ばれるこの珍しいランは、正式名称をメガクリニウム マキシマム‘アライ’  Megaclinium maximum ‘Arai’ BM/JOGA と言います。



とにかくこれがよく増えて困るのです。温度さえ十分に保てていれば、簡単に増えて毎年花が咲く感じです。
しかも、匍匐茎(ほふく茎)と呼ばれる茎が次々と展開し、子供のバルブを増やしていきます。




この コブラオーキッドがそろそろ開花の時期を向かえます。


コブラに例えられる多肉質の扁平な花茎にはニョキニョキと花芽が膨らみます。




じっくり見ると蕾の一つ一つがまるでツルの頭と鉤型をしたクチバシのように見えます。








只今、コブラオーキッドをこのモジャモジャ状態のまま大特価で販売中です。
売り切れないうちにおひとついかがですか?
http://item.rakuten.co.jp/dendro/1372883/






南アフリカ原産のため、冬越しの温度は13度以上あったほうが無難ですが、冬の管理に自信があれば、育ててみると楽しいでしょう。

鉢の増やし方、植え方はコチラを参考にしてください。
http://yamamotodendrobiums.blogspot.jp/2011/04/blog-post_09.html




2012/03/16

バニラが咲いて来ました

3月6日にバニラの蕾が付いたことをお知らせしました。


房状に付いた沢山の蕾は株に近い方から順に生育し肥大してきます。




そしてついに開花が始まりました。








下から見上げて撮った写真です。


バニラの花が下から順番に咲いていくというのがよくお分かりいただけると思います。
最初の開花が始まっている時に房の先ではまだ新たな蕾が発生しているような状態です。

この状態の房が4から5箇所ほど確認できていますので、ほぼ毎日バニラの花を楽しむことが出来ます。




朝からゆっくりと始まったバニラの開花もお昼前にはほぼ満開に。

薄いグリーンの優しい色彩の花はこのまま放おっておくと2時間もしないうちに萎んでしまいます。




今のうちに受粉させてやらなくてはなりません。


さて、今年はいくつ 受粉に成功するのでしょうか。