2010/09/19

秋の水やり

9月も後半に入り、朝夕の気温が急に下がり始めました。
一気に秋が来たようです。 9月末の気温は平年よりも低いとの予報も出ています。

趣味でデンドロビュームを楽しまれている皆様は今の時期の水やりには充分注意をされていると思います。
ここでも既に何度か書きましたが、水やりで失敗する人が一番多いのが、秋の水やりです。

デンドロビュームに止め葉が出てバルブが充実し始めると、新芽の成長の著しい夏と違いそれほど水を必要としません。
これからはバルブを充実させるための水分が足りていればそれで充分なのです。

しかし、日中の暑さに惑わされて、ついつい真夏と同じ感覚で水やりを続けていると、いつの間にか水やりが過度になり根を腐らせることになります。
止め葉が出る時期になると根の伸張も鈍ってきますので、思ったほど鉢の中が乾かないのです。

その結果、高芽になったり、来春の開花シーズンまでに新たな根を伸ばすことも出来ないため、開花時に花付きが悪かったり、花が小さかったりと言う影響があります。

今の時期、健全な根がどうなっているかポットを抜いて見てみましょう。

水やり直後の様子


水やり直後は鉢の中や根全体が湿っていますが、すぐに水を吸い上げて乾きます。
健全な良い根であることがわかります。


白く美しいデンドロビュームの根


 2、3日後にはすぐにこのような綺麗な真っ白い根に戻ります。
すべての根が正常に機能していることがわかります。



水やりが多すぎて根を痛めています

このように黒ずんだ根はもう、水を吸い上げることは出来ません。
何日経っても根の表面は乾くことなく根が全く機能していないことがわかります。
このようにひどく根を痛めてしまうと、根は水を吸い上げることが出来ず、葉から蒸散作用で水分だけが出て行くことになます。根からの吸水が全く出来ないためバルブは皺になって、細くなるばかりです。
さらにバルブの皺を見て、水が足りないのだと考えてさらに水をやることで、ますます根を痛めてしまいます。一度根を痛めてしまうと、回復させるのは非常に困難です。


鉢の表面からはなかなか判断がしにくいと思いますので、時には鉢を抜いてみて中の様子を見てみることも必要です。
健全な白い根が見れたなら、安心ですし、今の管理で大丈夫でしょう。
少し黒かったり、カビが生えていたり、前回の水遣りから日にちが経っているにもかかわらず、湿ったままであれば根痛みを疑う必要があります。
水やりの間隔をあけたり、水やりの量を減らすなど乾かし気味の管理に変えてやる必要があります。


「デンドロビュームは根が命」と言ってよい程、根張りが花付きに大きな影響を与えます。
良い花を咲かせようと思えばいかに良い根を張らせるかに尽きるのです。
このままの管理で良いのか迷った方は一度鉢の中の様子をご覧になってください。

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