鳥取、扇ノ山の山上げ場からです。
数日前から山上げ場で低温処理中のデンドロビュームの葉や茎に何者かによる食害が多く見られます。
食害といっても、バッタやヨトウムシが食べるような生やさしい食べ方ではなくて、葉や茎をバリバリ食べる感じの酷い食べ方なのでとても心配です。
この山にはイノシシやシカ、タヌキや野うさぎ、熊まで生息しています。
イノシシやシカには実際に山道で遭遇しています。
さすがに熊ではないとして、では一体誰?
茎までかじったものはそれほど多くはありませんが、葉をむしり取るように食べています。
丸坊主になったものも。
こちらは地面に落とされた上、株元まで完食です。
さて犯人は誰でしょうか?
棚の高さは御覧のように高めに設置してあるので、タヌキや野うさぎは無理でしょう。
可能性の高いイノシシにとっては食べづらい上に、このような上品な食べ方はしないであろうと考えるとシカによる可能性が高くなりました。
愛知県でも同様に山上げ場でシカによってデンドロビュームの葉を食べられた例があると生産者の方に教えていただきました。
以下は別の日の被害です。
山を訪れるたびに被害が広がっているようです。味を占められると来年からシカ対策も必要になります。しかもまだ山にはデンドロビュームがたくさん残っています。