2011/10/21

根が溢れても大丈夫

根が溢れても大丈夫と言い続けても、なかなか納得していただけないこともあります。

以下、今日の趣味の方からの問い合わせ電話です。

お客様 「鉢の外まで根が伸びているけど、植え替えした方がいいですか?」

弊社 「来年の春までそのままで結構ですよ。もう休眠期になります。」


お客様 「でも、本当に鉢の外に溢れているんです!」


聞いてみると、それほどでもない場合が多いのですが、お客様にとっては心配なのでしょう。

でも、本当に大丈夫です。
デンドロビュームは着生ランですから、根が溢れるほど伸びるのは元気な証拠です。


タイの原産地を見てみましょう。

鉢にも植えられておらず、根っこだけで枯れ木に着生したデンドロビュームがきれい花を咲かせています。



誰も水をやる人はいません。
たまに降る雨だけが頼りです。肥料なんて一度ももらったことがないでしょう。

もしかしたら、皆さんのご自宅で大切に育てられたデンドロビュームよりも立派な株立ち、花つきかもしれません。





 きれいな鉢に収まっておれば、それはそれで見栄えはしますが、デンドロビューム本来の性質を考慮した管理ではありません。
寒い時期、花屋さんの店頭に並ぶ美しい陶器鉢に収まったデンドロビュームは栽培農家がそれなりの技術を持って開花させています。



ご自宅で育てるデンドロビュームは、ちょっと行儀は悪いですが、根が溢れていても気にせず春までは放っておいても大丈夫です。


私たちの栽培温室を見回してみると、やはりこんな元気な根を持ったデンドロビュームがあちこちに見ることができます。












溢れるほどの良い根があれば大きな花が咲くでしょう。そして長く楽しむことができます。

来春はきっと立派な花を咲かせてくれますよ。



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