11月10日の投稿で 室内に取り込む前に と題してデンドロビュームを室内に取り込む際の害虫の確認をお願いしました。
もう一点、葉の裏に発生するハダニについても確認しておきましょう。
「ハダニって暑い時だけ注意すればいいのでは?」と思われる方もいらっしゃるでしょう。
夏の間は株全体に水やりを施すために、葉の裏から洗い流されたりして全体量を減らすこともでき、秋の時点でさほど目立ちませんが、決していなくなったわけではありません。
気温の低下と共に活動は鈍っていますが、室内に取り込んだ途端に活発に活動を始めます。
下はハダニの発生したデンドロビュームの葉の裏です。
ハダニは肉眼では確認しにくいのですが、ハダニの発生した葉の裏は白っぽくなり、粉をふいたようになります。ハダニは葉裏に寄生して汁を吸います。
健全な葉と比べると一目瞭然ですね。
上はハダニの発生た葉、下は健全な葉 |
ハダニが実際にいる場合には、殺虫剤を散布するよりも、まずは濡らしたティッシュで拭きとるのが手っ取り早いです。
数が多く手に負えない場合には、ティッシュで拭きとり数を減らした後に室内に入れる前に駆除してやりましょう。