開花が近づくと温室内が全体的に色づいて明るくなります。
いつも満開のデンドロビュームを紹介していますが、今日は蕾の状態でデンドロビュームを紹介してみます。
花芽の膨らみ始めはみんな緑色をしたかたい蕾ですが、加温後6から7週目くらいになると白系以外のデンドロビュームには花弁が色づいてきます。
赤紫のつぼみはコメットキング‘アカツキ’ 。
コメットキング‘アカツキ’ |
先端部分にだけ紅紫色が色づいて見えるのは爪紅タイプのハッピーガール‘キッス’。
ハッピーガール‘キッス’ |
純白のシーマリー‘スノーキング’。
大きく垂れ下がってから、開花します。
シーマリー‘スノーキング’ |
同じ白でも、横向き加減で既に開花が始まっているのはグリーンウッド‘マイボーイ’。
つぼみの形も少し丸く、‘スノーキング’とはまったく異なります。
グリーンウッド‘マイボーイ’ |
ピンクの可愛いつぼみはファンシーエンジェル‘リセ’。
上向きに開花してくるのは、上から眺めても楽しめるよう、品種改良を加えた結果です。
ファンシーエンジェル‘リセ’ |
こちらは年末ギフトの定番スイートピンキー‘モモコ’。
ピンクの大輪デンドロビュームの代表です。
花弁の表面積が大きいため、つぼみも必然的に大きくなります。
花梗を含め、すべてが大きくがっちりしています。
スイートピンキー‘モモコ’ |
さて、こちらは何かお分かりですか?
セッコクのつぼみです。
日本に自生するデンドロビュームの仲間です。
花弁が細く、リップの横径も狭いセッコクではつぼみもこの様に細長いものになっています。