「デンドロビュームは寒さに当てないと咲かない。」
これが趣味栽培の方を一番迷わす表現ではないかと思います。
また「秋に」などと書いてある場合は、初心者にはハードルが高すぎます。
決して間違いではありませんが一言つけ加えて欲しいのです。
「バルブ(茎)が十分に成熟したデンドロビュームは」と。
このブログでは事あるごとにバルブ(茎)の充実が開花に重要であることを何度も書いています。
いい加減読み飽きた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、今だにそこで躓いていらっしゃる方が多いのも事実です。
1990年代後半に開発されたヒメザクラやスプリングドリーム、シーマリーと言ったデンドロビュームは花芽分化に低温処理を必要としない系統として脚光を浴びました。
下の写真は通常管理で見事な花芽をつけたヒメザクラ‘サノック’。
バルブ(茎)は見事に充実していることがわかります。低温には一切当たっていませんが、この花つきです。
最近の育種の進んだ弊社作出種ではヒメザクラやスプリングドリームのような系統でなくとも、花芽分化に必要な低温の要求性の非常に少ない品種が数多く開発されています。
写真は今日、育苗温室内で撮影したもの。
すべて来年用の苗です。いずれも僅か20センチ程度の高さしかないバルブ(茎)に花芽がしっかりとついています。
バルブ(茎)の太さから四倍体の系統であることがわかります。
低温処理は全くしていません。夏以降も最低温度が16度を下回らないように管理してあります。
どの株もバルブ(茎)がよく充実していることに気が付かれるでしょう。
このような新しい品種でないにせよ、花芽をつけるコツが寒さの時期や程度ではなく、バルブ(茎)の充実にあることがわかるはず。
秋に外に置いておく必要はありません。それは室内でも十分寒さに当てることが出来るからです。
初心者の方は、秋はデンドロビュームを早めに室内に取り込んで、バルブ(茎)の成熟に当ててやるほうがきっと良い花を咲かせてくれます。
ちなみに、ここで紹介した花芽は来年に備えて、全部掻きとってしまいます。
せっかくの花芽ですが、来年用の新芽に養分を集中させるためです。
これが趣味栽培の方を一番迷わす表現ではないかと思います。
また「秋に」などと書いてある場合は、初心者にはハードルが高すぎます。
決して間違いではありませんが一言つけ加えて欲しいのです。
「バルブ(茎)が十分に成熟したデンドロビュームは」と。
このブログでは事あるごとにバルブ(茎)の充実が開花に重要であることを何度も書いています。
いい加減読み飽きた方もいらっしゃるでしょう。
しかし、今だにそこで躓いていらっしゃる方が多いのも事実です。
1990年代後半に開発されたヒメザクラやスプリングドリーム、シーマリーと言ったデンドロビュームは花芽分化に低温処理を必要としない系統として脚光を浴びました。
下の写真は通常管理で見事な花芽をつけたヒメザクラ‘サノック’。
バルブ(茎)は見事に充実していることがわかります。低温には一切当たっていませんが、この花つきです。
通常管理で見事な花芽をつけたサノック |
最近の育種の進んだ弊社作出種ではヒメザクラやスプリングドリームのような系統でなくとも、花芽分化に必要な低温の要求性の非常に少ない品種が数多く開発されています。
写真は今日、育苗温室内で撮影したもの。
すべて来年用の苗です。いずれも僅か20センチ程度の高さしかないバルブ(茎)に花芽がしっかりとついています。
バルブ(茎)の太さから四倍体の系統であることがわかります。
低温処理は全くしていません。夏以降も最低温度が16度を下回らないように管理してあります。
どの株もバルブ(茎)がよく充実していることに気が付かれるでしょう。
このような新しい品種でないにせよ、花芽をつけるコツが寒さの時期や程度ではなく、バルブ(茎)の充実にあることがわかるはず。
秋に外に置いておく必要はありません。それは室内でも十分寒さに当てることが出来るからです。
初心者の方は、秋はデンドロビュームを早めに室内に取り込んで、バルブ(茎)の成熟に当ててやるほうがきっと良い花を咲かせてくれます。
ちなみに、ここで紹介した花芽は来年に備えて、全部掻きとってしまいます。
せっかくの花芽ですが、来年用の新芽に養分を集中させるためです。